理事長メッセージ


依然収まらない新型コロナ禍の中で私たちの命を支えている医療従事者をはじめとする皆様に心より感謝申し上げます。
昨年、人権問題で揺れた北京五輪直後に始まったロシアのウクライナ侵攻は1年が経とうとしています。これに加え、長引く新型コロナや不安定な世界経済、気候変動などにより、多くの国で食料の安定供給への深刻な影響が心配されています。
我が国でも食料安全保障が改めて重視され、また農林水産省が進めている、生産力向上と持続性の両立を目指すみどりの食料システム戦略の着実な実施も求められています。
安定した食料生産には、品質が確かで安全な肥料、農薬、飼料が不可欠です。そして、お店で手にする食品などはあたりまえに品質、安全性が約束されていなければなりません。
FAMICは「確かな技術力による科学的検査・分析により食の安全と消費者の信頼の確保に貢献する」ことを基本理念とし、食品、肥料、農薬、飼料などの品質や安全性を守るため、技術力の向上と皆様への情報の提供に引き続き努めてまいります。
皆様のご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
FAMIC(ファミック)
独立行政法人
農林水産消費安全センター
理事長 木内岳志